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2026年05月06日

ターレット巻出機・ターレット巻取機とは|仕組み・選定ポイント・導入効果まで解説

フィルムやシート、不織布などのロールtoロール加工ラインで、連続運転と段替え時間短縮を同時に実現する「ターレット式」の巻出機・巻取機。新規導入や設備更新を検討している方でも、「どんな場面で効果が出るのか」「1軸固定式とどう違うのか」「選定時にどこを見れば良いのか」といった疑問を持つ方が多いはずです。

本記事では、ターレット式の基本構造から、有効なケース・そうでないケース、選定時の確認ポイント、導入効果の目安までを整理します。設備導入で失敗しないために知っておきたい実務情報を、製造現場の視点で解説します。

項目 スリッター

ロールスリッター

スリッター刃数 複数枚 1枚
刃種類 シェアカット(シャーカット)
レザーカット(フェザーカット)
スコアカット
片刃
両刃
チップソー
スリット方式 ロールtoロールでスリット 管ごとスリット
スリット対象 フィルム、シートなどの連続した素材 ロール状の原反(紙管付き)
熟練度 熟練技術が必要で属人的な機械になりやすい タッチパネルで簡単設定、初心者や女性向き
精度や品質 高精度 安定した精度
作業効率 高速で大量生産向き
※同じ材料を生産する場合に限る
待ち時間なく効率的に、必要な分だけスリット可
安全性 操作者の技術による 刃物は使用中以外カバー内で安全
メンテナンス 刃物交換や位置調整が高難易度 誰でも簡単に交換や調整可
対象ニーズ 生産性重視、高精度重視 操作性や安定性重視
在庫削減や納期短縮に貢献
対象素材 小範囲
※素材によって機種が変わる
広範囲
※1台で広範囲に対応可

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目次

ターレット巻出機・ターレット巻取機とは?仕組みと求められる背景

ターレット巻出機

ターレット巻出機・ターレット巻取機とは、複数の巻軸を回転台(ターレット)に配置し、ラインを止めずに巻替えができる方式の装置です。フィルム・シート・粘着テープ・不織布などのロールtoロール加工工程で広く採用されており、延伸・コーティング・印刷・スリットといった連続運転が不可欠なラインで特に価値を発揮します。まずは基本構造と、なぜ今この方式が求められているのかを見ていきましょう。

ターレット式の基本構造(2軸回転台方式)

ターレット式の最も一般的な構成は、2本の巻軸を回転台上に配置した「2軸ターレット式」です。一方の軸で巻取(または巻出)を行ないながら、もう一方の軸で次の巻芯をセットして待機しておきます。

巻取が完了すると回転台が旋回し、材料をカットして新しい巻芯へと自動的に巻付けが始まる――この一連の動作によって、ラインを止めることなく連続的に加工を続けられるのがターレット式の最大の特徴です。機構的な詳細よりも、「止めずに巻替えられることが、結果としてどんなメリットを生むのか」の方が導入検討にとっては重要になります。

スリッターに関する基本知識を整理したい方は、ロールスリッターとスリッターの違いと特長を解説もあわせてご確認ください。

なぜ今ターレット式が求められるのか――製造現場の課題と背景

ターレット式への関心が高まっている背景には、製造業が抱える三つの構造的な課題があります。

一つ目は人手不足による省人化の要請です。1軸固定式では巻替えのたびにラインを停止し、オペレーターが手作業で巻芯交換・テープ貼りを行なう必要があります。ターレット式ならこの手作業を大幅に自動化できます。

二つ目は少量多品種対応による段替え頻度の増加です。多品種少量の生産が主流になると、段替え時間が総生産時間に占める割合が大きくなり、この短縮が生産性向上の鍵となります。

三つ目はダウンタイム削減による生産性向上の圧力です。一回の停止は数分ですが、一日に何回も繰り返されると年間では数百時間のロスになります。ターレット式はこのような現場の課題に正面から応える方式として位置付けられているのです。

ターレット式が有効なケース・有効でないケース

ターレット式は連続運転に強みを発揮する一方で、すべての現場に最適なわけではありません。導入後に「思ったような効果が出ない」という事態を避けるためにも、有効ケースとそうでないケースの切り分けを正確に把握しておくことが重要です。本章では特に1軸固定式との比較を中心に、導入効果の目安や失敗しやすいパターンまで整理します。

ターレット式が効く代表的な工程・条件

ターレット式の強みが発揮されるのは、「ラインを止めることが大きな損失につながる工程」です。

具体的には、連続運転が必須のコーティングラインや延伸加工ライン、高速な印刷加工ラインなどが代表例となります。これらのラインでは停止・再起動のたびにコーティング剤の付着ムラや印刷品質のバラツキ、液体原料の変質等の品質トラブルが生じやすいため、巻替えのたびに止まる1軸固定式では対応が難しいからです。

また、段替え頻度が高い少量多品種のスリットライン、大径巻取が必要な製膜・製紙ラインなども、ターレット式による連続稼働のメリットが大きく出ます。

導入で得られる効果の目安(工数・ダウンタイム・品質)

ターレット式導入の効果は「人・時間・品質」の3つの軸で整理できます。実際の削減幅は現場の稼働条件や品目によって大きく差が出るため一律には示せませんが、業界一般として以下のような改善が期待されます。

ターレット式導入で期待できる主な効果(一般的な目安)

  • 巻替え時間の削減:巻替えのたびに発生していたライン停止時間を大幅に減らせる(従来の数分の1まで短縮される事例も)
  • 人件費の削減:巻芯交換・テープ貼りが自動化され、オペレーターの付き切り作業が不要に
  • ダウンタイムの削減:年間稼働時間で数百時間単位の効果が出るケースも
  • 良の削減:手作業でのテープ貼り誤差によるシワ・蛇行・巻きズレが減り、歩留まりの改善にも貢献

これらの具体的な減少幅は、加工材料・ライン速度・巻取径・交替頻度などによって大きく変わります。正確な見積りを出すためには、自社の生産データをもとにメーカーに試算を依頼することをおすすめします。

1軸固定式との違いを詳しく比較する(機械コスト・人員・教育など)

ターレット式と比較される代表例が1軸固定式です。カタログ上の性能だけでは見えにくい「現場でのリアルな違い」を、複数の軸で整理します。

比較軸 ターレット式 1軸固定式
機械コスト 回転台・スプライス装置など機構が多いため高くなりやすい 構造がシンプルで比較的低く抑えられる
必要人員 巻芯交換が自動化でき、少ない人員で運用可能 巻替えのたび付き切り作業が必要
教育コスト 自動化度が高く、新人でも習熟しやすい テープ貼り等の手作業が属人化しやすい
トラブル時の対応 構造が複雑な分、原因特定に専門知見が必要 構造がシンプルで現場での切り分けがしやすい
巻芯交換 自動交換が可能な機種も多い その都度ラインを停めて手作業
テープ貼り テープレス対応または自動化された貼り付けが可能 基本的に手作業で貼り付け
位置調整 既定位置に新巻芯がセットされるため調整作業が少ない 毎回の立ち上げ作業で微調整が必要

このように、初期導入コストと保守の複雑さという点では1軸固定式に用心する点がある一方、日々の運用工数と属人化リスクの面ではターレット式に優位性があります。生産ロットが大きく巻替え頻度が低い場合は1軸固定式でも十分対応できるため、「自社の生産体制がどちらに重心を置くのか」を見極めることが選定の出発点となります。

ターレット式導入で失敗しやすいパターンと回避策

ターレット式の導入で「期待した効果が出なかった」となるケースには、いくつか典型的なパターンがあります。事前に知っておくことで、そのほとんどは回避可能です。

第一に、ターレット機単体では高速化されたものの、上流・下流の工程が追いつかず、ライン全体としての能力が伸びないケースです。仕様確定の段階で前後工程とのバランスを検討することで防げます。

第二に、巻替えは早くなったが他の工程(段取り・検査・梱包等)で詰まり、結局全体のスループットが改善しないケース。これも同様に、ライン全体を見渡してボトルネック工程を特定しておくことが有効です。

第三に、設定や操作が複雑すぎて、不慣れな作業者が停止させてしまうケース。この種の失敗を避けるには、設備の操作性(タッチパネルの分かりやすさ・レシピ機能・エラー表示の親切さ等)を選定基準に入れることが欠かせません。

また、現場では巻替え失敗、巻きズレ、センサー誤検知などのチョコ停が起きやすいことも知っておく必要があります。これらのトラブル対策に関しては、後の章で詳しく解説します。

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ターレット巻出機・巻取機を選ぶ際の5つの確認ポイント

ターレット式の導入を次のステップに進める際に、機種選定で確認しておきたいポイントは5つあります。対応素材・テンション制御・操作性・安全設計・保守体制の5軸です。この5つを押さえておけば、導入後に「こんなはずではなかった」となるリスクの多くを回避できます。

対応素材と原反サイズ

最初に確認すべきなのは、自社で扱う素材と原反サイズに対応しているかどうかです。

フィルム・粘着テープ・不織布・紙・金属箔・ラミネートなど、素材ごとに求められるテンションの大きさやカット方式は大きく異なります。原反幅・原反径・巻取径の数値ももちろん確認が必要ですが、ほとんどの現場では「将来的に扱う可能性がある素材」まで見越して選定することが重要です。

幅広い素材に対応している機種ほど、将来の品種変更にも柔軟に対応でき、設備投資の回収期間も長く取れます。

機種選定の考え方についてより詳しく知りたい方は、スリッター業界のパイオニア、ロールスリッターの機種選定方法もご参考になります。

テンション制御とスリット品質(巻替えの瞬間がカギ)

ターレット式の真価が問われるのは、実は通常の巻取時よりも「巻替えの瞬間」です。この瞬間にテンション(張力)の切替・カットのタイミング・材料の挙動が複合的に変化するため、ここでの制御精度が最終製品の品質を左右します。

巻替え時にテンションが安定しなければシワや蛇行が発生し、カットのタイミングがズレれば巻き端が不揃いになります。さらに、巻芯準備が追いつかないと、ほかの工程は高速でも巻替え工程だけが詰まるというボトルネックが生じます。

この巻替えの瞬間を安定させるためには、巻径変化に自動追従するサーボモーター制御、一旦材料を貯めて張力変動を吸収するアキュームレーター、そして±0.1mmレベルのスリット幅精度を維持できるカット方式の選定が求められます。巻替え制御の精度こそ、機種比較時に丁寧に確認すべきポイントです。

スリッターの基本原理についてはスリッターの原理についてでも解説しています。

操作性・属人化防止

人手不足が深刻化する中、「熟練者しか使えない機械」は設備以上に大きなリスクとなります。新人や非熟練者でもただしく操作できるか、同じ品質を出せるかは選定の重要な判断基準です。

具体的には、設定値をレシピとして登録できるレシピ機能、センサー検知による自動変速、ダイアログ形式のわかりやすいタッチパネル操作などがチェックポイントです。そして、もう一歩踏み込んで、スリットの実績データが見える化されていれば、人ごとに品質のバラツキが生じにくい運用が可能となります。

安全設計(巻き込み・高速回転体のリスク対策)

巻出・巻取工程は、高速で回転するロールと長尺材料を扱う工程であるため、巻き込み事故や指挣まれ、高速回転体からの飛散などのリスクを常に抱えています。だからこそ、自動化による手作業の削減と、万が一に備えた安全設計の両軸での対策が必要です。

具体的な安全機能の代表例は、人の進入を検知して装置を停止させるセーフティライトカーテン、回転体への接近を物理的に防ぐ電磁ロック付き安全カバー、そして現場のそばに配置される非常停止装置です。これらは規格に沿って設置されているか、そして日常の点検で正常に機能する状態が維持されるかの両方を確認する必要があります。

上場企業や大手メーカーとの直接取引が多い現場では、安全仕様への対応力がメーカー選定の必須条件となっています。創業1945年のキンダイは、大手製造業との取引を通じて培ってきた安全仕様対応の知見を豊富に持ち、設計段階からオペレーターの安全を最優先で検討している点が特徴です。

アフターサービス・保守体制(構造が複雑だからこそ重要)

ターレット式は1軸固定式に比べて構造が複雑で、回転台の機構、スプライス装置、自動カッターなど多くの機構を抱えています。その分、故障時にライン全体が止まるインパクトが大きく、原因特定にも専門知見が必要となります。だからこそ、納入後の保守体制が重要です。

機械は10年20年と長期にわたって使い続けるもの。その間にトラブルが発生しても迅速に対応してくれるか、摩耗部品や消耗部品が安定的に供給されるか、現場の要望に応じた改造や仕様変更に柔軟に対応してくれるか――これらを確認しないまま導入すると、ダウンタイムが長引く原因になります。

設計開発から製造、販売、そしてアフターサービスまでを一貫して自社で行なっているメーカーは、構造を最も理解しており、故障対応も迅速です。キンダイはまさにこの一貫体制を掲げており、更にIoT技術を活用した遠隔保守も提供しています(詳細は第6章で解説)。

キンダイの2軸ターレット式フィルムロールスリッターの特長

ターレット巻出機

前章で紹介した選定ポイントを踏まえて、株式会社キンダイの2軸ターレット式フィルムロールスリッターの特長をご紹介します。1945年に創業し、世界15か国以上で使用されている「KINDAI」ブランドを支えているのは、長年培ってきた技術ノウハウと、現場目線の設計思想です。

主要仕様と生産性実績(1軸比1.5~2倍)

キンダイの2軸ターレット式フィルムロールスリッターは、機械送り精度±0.1mm、最小スリット幅5mmから、刃物回転数最大2000rpmという高性能を実現しています。ターレット方式による連続巻出巻取と、張力・速度を高精度に制御するサーボモーターの採用により、安定した長時間稼働を可能にしています。

特に注目すべきは、生産性が当社の1軸機比1.5~2倍に達している点です。従来の機種で痛感していた「巻替えのたびの停止時間」を大幅に削減し、同じ稼働時間でより多くの製品を生産できることが、この数値の背景です。さらにキンダイでは40件以上の特許・実用新案を取得した技術ノウハウがあり、厳密な社内基準の品質検査を経て出荷された製品の「高品質と高耐久性」が、長期安定稼働を支えます。

「誰でも扱える」設計思想とデータ見える化

キンダイが一貫して重視しているのが、「新人の方や女性の方にも安心して使える機械」という設計思想です。人手不足が深刻化する製造業において、高度な専門知見を前提とした操作は現実的ではないからです。

タッチパネルによる簡易な設定、センサー検知による自動運転、巻径や材料に応じた自動変速などの機能により、属人化を防ぎながら安定品質を保てます。さらに次世代タッチパネルによるスリットデータの見える化も進んでおり、生産状況をリアルタイムに把握できるため、施策の判断も素早く行なえるようになりました。

幅広い素材対応とご要望以上の提案力・カスタマイズ対応

対応できる素材の幅が広いこともキンダイの特長です。粘着フィルム、PP・PE、ターポリン等の硬巻材料から薄膜フィルムまで、さまざまなフィルム素材に対応します。将来的な品種変更や新素材への挑戦も視野に入れた選定ができるため、設備投資の長期的な回収性を高められます。

さらにキンダイは標準機から別注機まで、お客様の現場に合わせた柔軟な提案が可能です。単に標準仕様を納めるのではなく、お客様が抱える課題を丸ごと共有し、作業性・操作性・生産性・品質のすべてを踏まえたうえで「ご要望以上の製品」をご提案することが、キンダイの変わらない姿勢です。設計開発から製造・アフターサービスまでを自社内で一貫して行なっているからこそできる対応力です。

業界別に見るターレット式の活用事例

ターレット式は業界によって求められる要件が異なります。主要な3つの業界での活用シーンを見ることで、自社の現場でどのように活かせるか、具体的なイメージをつかんでいただけます。

フィルム・粘着テープ業界

包装フィルムや光学フィルム、粘着テープのスリットラインでは、ターレット式による連続運転が精度維持と生産性向上の両軸に大きく貢献します。特に粘着テープは加工中の付着や巻きブロッキングのリスクがあるため、丁寧なテンション制御と段替え時間短縮の両方が重要です。

キンダイの2軸ターレット式フィルムロールスリッターは、これらの素材を含む幅広いフィルム素材に対応しており、包装メーカーからフィルム加工メーカーまで、幅広い現場で活用されています。

フィルム業界でのスリット加工に関する詳細は、〖フィルム業界〗スリット加工できる素材一覧と事例まとめもあわせてご確認ください。

繊維・不織布業界

繊維・不織布の製造ラインでは、巻出から染色・乾燥・巻取までの工程が連続するケースが多く、ターレット式が不可欠な存在となります。繊維素材は特有の薄さや弾性を持つため、テンションが不適切だとすぐに品質不良につながります。

また、多品種少量生産が進んだ繊維業界では、素材や工程に合わせた仕様変更が頻繁に求められます。キンダイは巻取機を含む標準機の改造・別注にも柔軟に対応しており、現場の厳しい要件に応える設備を提供できます。

不織布業界でのスリット加工に関する詳細は、〖不織布業界〗スリット加工できる素材一覧と事例まとめでまとめています。

電子部品・包装業界

電子部品用キャリアテープや食品包装フィルムのスリット工程では、とくに高い精度と連続稼働が求められます。品種切替えが頻繁に発生する少量多品種の現場では、ターレット式による段替え時間の短縮が生産性向上とコスト削減の両面で大きな効果を発揮します。

特に電子部品業界では、微細な汚れやスリット幅の誤差が製品不良に直結するため、±0.1mmレベルのスリット幅精度と、長時間の安定運用が不可欠な要件となります。

電子機器業界でのスリット加工に関する詳細は、〖電子機器業界〗スリット加工できる素材一覧と事例まとめもご参考になります。

IoT・データ見える化で変わるターレット式の保守運用

IoT

第2章で触れた「ターレット式のトラブル(巻替え失敗・巻きズレ・センサー誤検知など)」に対して、近年はIoT技術による保守運用の進化が進んでいます。キンダイでは、ターレット式特有のトラブル原因を追究・復旧するための仕組みを提供しており、これは他社にはない大きな価値となっています。

遠隔保守で復旧時間を短縮する仕組み

ターレット式は構造が複雑な分、トラブル時に原因特定に時間がかかりがちです。カッターの動作異常、ターレット旋回機構のアラーム、サーボモーター制御のエラー、スプライス失敗など、多岐にわたるトラブルの中から真の原因を絞り込むには専門知見が必要です。

キンダイはIoTを活用したリモートメンテナンスに対応しており、暗号化通信で制御装置やタッチパネルに世界中からアクセス、トラブルシューティングを遠隔で実施できます。その結果、出張回数の低減、修理時間の短縮、ダウンタイムの最小化につながります。

IoTを活用したリモートメンテナンスの詳細はIoTでリモートメンテナンスでお伝えしています。

チョコ停の原因追究を支援するカメラ自動録画

ターレット式で頻繁に発生しやすい巻替え失敗、巻きズレ、センサー誤検知といったチョコ停は、発生した瞬間を見れない限り原因特定が難しく、同じトラブルが何度も繰り返されるケースが少なくありません。

キンダイが用意している「チョコ停ウォッチャー」は、装置の停止信号をトリガーにトラブル前後の映像を自動録画する機能です。これにより、巻替えの瞬間のテンション変動、巻芯セットの不良、センサー検知のタイミングずれなど、「そのとき何が起きていたのか」を後から見て確認できます。

原因が見えれば対策も打ちやすくなり、同じトラブルを繰り返さない仕組みを検討できます。チョコ停は一回あたりの損失は小さくても、繰り返されることで年間で見ると大きな生産性低下の原因となります。この解消に効く具体策を持つことは、キンダイの大きな強みです。

トラブル前後のカメラ自動録画についてはトラブル前後のカメラ自動録画機能で詳しくご紹介しています。

ターレット巻出機・巻取機の導入の流れ(4ステップ)

「導入を検討したいが、どう進めればいいかわからない」という方に向けて、キンダイの実際の導入フローを4ステップでご紹介します。各ステップで何を確認し、何を判断すべきかの参考になれば幸いです。

ステップ 内容 ポイント
STEP 1 ヒアリング・課題共有 加工素材・生産条件・現行装置の課題を丁寧に整理します。ご要望以上の提案のために、作業性・操作性・生産性・品質まで踏み込んでご確認いたします。
STEP 2 仕様提案・テスト加工 ショールームのデモ機で実際の素材をテスト加工し、期待した品質が得られるかを確認いただけます。
STEP 3 設計・製造 標準機またはカスタマイズされた別注機として設計・製造します。社内厳密な品質検査を経て納入に至ります。
STEP 4 納品・アフターサービス 操作指導・メンテナンス・遠隔保守までサポートします。納品後も長くお付き合いできる体制を大切にしています。

まとめ|長く使える装置だからこそ、その後の対応力が重要

株式会社キンダイ

ターレット巻出機・ターレット巻取機は、連続運転による生産性向上、巻替え時の品質安定、省人化という大きなメリットをもたらす一方で、設計の複雑さと保守の難しさという側面もあります。だからこそ、メーカー選びが成否を分けると言っても過言ではありません。

機械は10年20年と長く稼働します。だからこそ、納入後のやりとりが大切なのです。こまめに対応してくれるメーカーが、結局は一番よいということになります。

創業1945年のキンダイは、設計開発から製造・販売・アフターサービスまでを一貫して自社で行なっており、購入後の小まめな対応に自信を持っています。ターレット式の導入を検討されている方は、まず現場の課題をお聞かせください。最適な装置構成をご提案いたします。

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この記事の監修者

寺内 亮
専務取締役
寺内 亮
Ryo Terauchi

創業1945年産業機械開発メーカーである株式会社キンダイにて、スリッターやヒートカット機など多様な自社製品開発に従事。
40製品以上の特許・実用新案を取得してきた技術基盤を持つ同社において、2017年より海外展開を本格化し、ベトナムやタイをはじめとする東南アジア諸国へ展開。
現在はIoTやAIを用いて現場に蓄積されたアナログ情報を可視化し、判断や操作を支援することで、新人でも簡単に扱えるモノづくりを進め、新規事業開発にも貢献している。